税理士の選び方
「よい会計士、よい税理士」というのは、お客様の捉え方により異なるものです。サービス、報酬が満足できるものであることは、もちろん大切な基準ですが、税理士とは、総じて長いお付き合いになりますので、税理士を探す場合は、知り合いがいてもいなくても複数の税理士と会うことが大切です。そして、税金やサービス内容だけでなく、その税理士とのフィーリング等を総合的に判断して決定しましょう。
以下Q&A方式により税理士を選ぶ際に考慮すべき点について、まとめてみました。
Q1.税理士にはどんな人がなれますか?

A1.税理士になれる人は以下の通りです。
1. 税理士試験に合格した人。
税理士試験に合格して、一定の実務経験を積んだ後、税理士登録をした人です。税理士試験は、難関試験ですので一定の能力は担保されています。こちらが多いと思われていますが、実際には少数派です。
2. 大学院を卒業して試験を免除された人。
法律と会計に関する大学院を卒業すると税理士試験が免除されます。一定の試験を受けているわけではないので、税理士ごとの知識量に差がある場合があります。
3. 税務署のOB。
税務署の職員を一定期間以上務めると税理士になる資格が与えられます。その人が相続税や資産税の部署に長年いた場合、所得税や法人税に必ずしも精通しているわけではないので見極めが必要になってきます。人数的には多数派です。
4. 公認会計士、弁護士
公認会計士、弁護士の資格を所持している場合、税理士の資格が与えられます。公認会計士試験、司法試験に合格していますので、一定の能力担保はされています。以上、いずれも一長一短があります。
当事務所代表は、公認会計士でありますが、税理士事務所に勤務し、税務業務の経験も有しています。
Q2.税理士を選ぶ基準について教えてください。

A2.税理士を選ぶ基準としては以下の通り様々なものがあります。
1. 会計事務所の規模で選ぶ。
一般論として大規模事務所(職員が10人以上)のメリットは、たくさんの人材が所属しているわけですから様々な分野の業務を行うことができ、幅広い分野の実績があることです。
事業が多岐にわたる場合なら、大規模事務所の幅広い実績が活用できると思います。
逆にデメリットとしては、必ずしも税理士が毎月くるとは限らないこと、担当のスタッフが変わりやすいこと、顧問料が一般的に高いことです。
一方、小規模事務所(職員が5人未満)のメリットは、税理士本人が毎月きている場合が多いこと、クライアントの為に頑張る税理士が多いことです。デメリットとしては、人材が少ない為、幅広い分野の業務を行うことは困難なこと、税理士が留守な場合が多く急な相談への対応がおくれることがあります。
当事務所は、小規模な事務所であり幅広い業務、多数のクライアントに対応することは正直に申し上げて難しいです。そのため、業務を独立・開業サポート専門とし、クライアントの数を一定数に保つことによって、お客様が満足できる質の高いサービスを常に提供してまいります。また、FAXや電子メールを活用することで急な相談にも迅速に対応します。
2. 会計事務所の場所で選ぶ。
極端に遠い場所にある事務所の場合は、行き来するのに不便な場合もありますが、電話やFAXをはじめ、最近は電子メールによるデータのやりとりも普及してきましたので一昔前に比べると立地条件による制限はあまり気にしなくてもよいと思います。
当事務所は、交通の便のよい高田馬場
にありますので、都内全域のみならず、関東近県のクライアントの方に対応することができます。
3. 若手かベテランかで選ぶ。
税理士業界は、平均年齢が60歳位なので40歳位までを若手といいます。若手がよいかベテランがよいかは、一概には判断できません。一般的に若手は最新の税務知識が豊富でありコンピュータに強く、ベテランは経験豊富で理念をもっているといわれています。あなたが相談相手を望むのであれば、年齢の近い話しやすい人を選ぶのがよいでしょう。
当事務所の税理士は、40歳前半で若く(?)て、働き盛りです。また、会計事務所だけでなく、一般企業(化学メーカー)で働いた経験もあります。
Q3.税理士を探す方法を教えてください。

A3.税理士を探す方法の代表的なものは以下の通りです。
1. 知人や友人に紹介してもらう。
基本的な探し方です。友人や知人に紹介してもらうのが、人柄や顧問料等が事前にわかり無難だと思います。税理士からみて「お客さんからの紹介」が一番多いようです。
税理士を探す場合には、知り合いの会社経営者に「いい税理士いない?」と聞いてみるのも手かと思います。もしその経営者の方が顧問税理士に満足していたら紹介してくれるはずです。
2. 電話帳(イエローページ)で探す。
最近ではあまり聞かなくなりましたが、近所で探せるというメリットがあります。税理士が近くにいるご安心という面もあります。しかし、どんな税理士なのかが電話帳だけではさっぱりわからないというデメリットもあります。
3. 税理士紹介サイトで探す。
最近では税理士紹介サイトが多数存在します。検索エンジンでホームページを探すより便利に感じますが、登録税理士がクローズで紹介会社を介して問い合わせする形態のものは税理士に紹介料の負担が発生するので顧問料等に上乗せされる恐れがあります。また、相談者の希望ではなく、紹介会社の都合で税理士を選定している可能性も否めません。
4. ホームページで探す。
最近増えています。人から紹介されたり営業されたりするのではなく自分で税理士を選びたいと思っている人には適しています。
また、インターネットは、普通の広告などに比べると情報量が圧倒的に多いです。税理士という職業は、他と比べるのが非常に困難なものですので、ホームページで業務内容や方針、料金等を確認し、税理士を選んでいくことは、税理士探しの主流になっていくものと思います。
5. 税理士会に紹介してもらう。
知り合いの専門家がいない場合には、税理士会で紹介してもらうことが可能です。しかし、近くの税理士などの指定は可能であっても、細かいところまで指定して紹介してもらうということは難しいようです。また、税理士会の幹部の先生ばかりを紹介されるケースが多いようです。
以上、税理士の選び方についてご紹介させていただきましたが、税理士を選ぶのは、本当に大変です。税理士を選ぶ際に何を重視するかは、人により様々ですが、税理士は一度付き合い始めると、深い付き合いになります。会社の顧問にするのであれば、会社の表はもちろんのこと、裏まで、さらに経営者個人の中身まで知られてしまいます。また、知ってもらわなければ、満足のいくサービスは受けられないでしょう。
税理士の仕事は、このように経営者個人の中身までかかわるものです。よって仕事ができることはもちろんですが、最終的には、フィーリングが合い、お客様のことを真剣に考えてくれ、そして何よりも信頼できる税理士を選ぶことが大切だと思います。
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